水道の蛇口から、赤茶色の水が出てお困りではありませんか?
この水は「赤水」と呼ばれています。
赤水が出る、普段何気なく飲んでいた水道水から鉄のような味がするという場合は対処が必要です。
この記事では水道の蛇口から赤茶色の水が出る原因やその影響、一般的な対処法をご紹介します。
蛇口から赤茶色の水が出る原因3つ
水道の蛇口から赤茶色の水が出てくる原因の中で、よく見られるものを3つご紹介します。
今の状態がどれに当てはまるのか、確認してみてください。
水道管や貯水槽の錆が混じる
水道水には塩素が含まれていて、水道管の鋼鉄に長期間触れると鉄が酸化して赤錆になります。
蛇口から出る水が赤茶色になるのは、溶けだした赤錆の色が混じるからです。
一般的に築年数が浅い建物は、錆に強いとされる樹脂コーティング製の水道管が使われています。
一方で、平成10年以前に建てられた建物は、素材に鉄を使った水道管を使っていることが多いです。
水道管の錆の状態や程度は、普段の水道の使用状態やお住まいの地域の水質環境などで異なります。
集合住宅にお住まいの方でしたら、水道管の錆のほかに貯水槽にできた錆の影響も考えられます。
断水の影響(配水管工事、火災地震など)
お住まいの地域で断水を伴う配水管工事が行われた場合、工事後に赤茶色の水が出てくることがあります。
火災や地震などで予期せぬ断水が発生した場合も、開水後に赤茶色の水が出てくることがあります。
断水の影響で水道管内の赤錆が剥がれ落ち、水道水に混ざったことが原因です。
長期間使用していなかった
旅行や出張、入院などの諸事情で長期間家を空けていた場合も、使い始めのときに蛇口から赤茶色の水が出てくることがあります。
水道管の中に溜まっていた水道水に、錆が混じったことが原因です。
水道管の状態によっては、半日家を空けていただけでも赤茶色の水が出ることがあります。
蛇口から赤茶色の水が出るリスク
蛇口から出る赤茶色の水は飲んでもいいのでしょうか。
また、どのようなリスクがあるかをご紹介します。
飲用に向かない
赤茶色の水を口にすると、鉄の味がしておいしくありません。
人体への影響を考えてしまいがちですが、一般的に影響はほぼないとされています。
医学的に、鉄は人体へほとんど吸収されないまま体の外に出ることが分かっているからです。
長期間にわたって濃い赤茶色の水道水を大量に飲み続けない限り、人体への影響はないようです。
漏水の可能性
水道管が錆びつくことで、亀裂が入り漏水を引き起こす可能性があります。
赤茶色の水が出てすぐに亀裂が入るわけではありません。
水道管が詰まりやすくなることから時間をかけて傷みだし、じわじわと入った亀裂から水道水が漏れ出すのです。
特に集合住宅で漏水が起こった場合、自宅だけではなく階下のお宅にも影響が出ることもあります。
洗濯物に色がつく
赤茶色の水で洗濯をすると、衣類に着色する可能性があります。
特に真っ白なYシャツや白い下着など、白地の生地に着色してしまうと目立ちがちです。
一度ついた錆汚れをきれいに落とすのは、難しいです。
いろいろな手を打っても色が落ちず、最終的にクリーニング業者に頼る人や、あきらめる人もいます。
家電製品などが劣化する
ろ過装置つきの浄水器を使っている場合、ろ過部分が錆で目詰まりする可能性が高くなります。
洗濯機についている吸水フィルターも同じく、フィルターの中に錆がつくと給水の水の出が悪くなります。
給湯器の中の配管は鉄製のものが多く、水道管同様に錆の影響を受けて錆びやすいです。
蛇口から赤茶色の水が出るときの対処方法
蛇口から赤茶色の水が出るときは具体的にどのように対処すればいいのか、その方法をご紹介します。
フラッシングを行う
蛇口から水道水を流し続けて水圧をかけ、水道管の中を洗い流すことをフラッシングといいます。
蛇口をひねるだけの簡単な方法です。
フラッシングの最中に蛇口から流れてくる水道水は、最初は赤茶色をしているでしょう。
やがて色が薄まり、最終的には透明色の水道水が出てくることが期待できます。
流しっぱなしでは水道水がもったいないので、バケツや洗面器で受けて活用しましょう。
飲用や洗濯には使わなくても、観葉植物の水やりや庭の掃除などに応用可能です。
一方で、意図的に水圧を高めることから、水道管が漏水しやすくなるデメリットがあります。
あくまでも根本的な解決方法ではなく、一時しのぎの対処法になりがちです。
ウオーターサーバーを導入する
ウオーターサーバーを導入することで、飲用水を確保できます。
ここ数年でウオーターサーバーを取り扱う企業が増え、自宅やオフィスなどに取り入れる人も増えてきました。
定期的に天然水を中心とした水ボトルが届き、サーバーにセットするといつでもおいしい水が飲めます。
ウオーターサーバーは費用がかかることや、飲用水以外に使うことは現実的ではないことがデメリットです。
水道管の取り換え
赤茶色の水が出る理由が水道管にあることが分かっている場合、専門業者にて水道管そのものを取り換えることで解決します。
一般的に、水道管を取り換える(配管交換といいます)のにかかる費用は、3~5万円前後とされています。
早い段階で対処できれば、配管交換ではなく部分的に配管を修理するだけで済み、費用を抑えることができます。
配管修理にかかる費用は、数千円~3万円前後とされています。
なお、上記の費用はあくまで目安なので、無料で見積もりを出してくれる業者に相談するといいでしょう。
埼玉県の水道のことなら埼玉水道工事屋さんへ!
水道は毎日欠かさず使うものですから、不具合が起こると困ってしまいます。
そのため、埼玉水道工事屋さんは埼玉に根差し、スピーディーに対応させていただいています。
即日対応OK、お見積りは無料です。
適正価格でわかりやすい料金でご案内いたします。
赤茶色の水が出た、水漏れしている、つまりで水が流れないなど、水回りのことなら何でもお気軽にご相談ください。
親切・丁寧に対応させていただきます(^^)/
−N−