マンションのトイレリフォームを考える際、「どんなトイレを選べばいいのか」「費用はいくらかかるか」などの疑問が出てくると思います。
この記事では、マンションでのトイレリフォームをご検討の方に、事前に知っておいていただきたいことや注意すべきポイントをまとめました。
ぜひ、ご参考になさってください(^^)/
まずは管理規約を確認しましょう
マンションでトイレリフォームをするときには必ず管理規約を確認しましょう。
一棟マンションを保有している場合には自由にリフォームが可能ですが、分譲マンションの場合には管理規約でリフォームが制限されている場合があります。
一般的にはマンションの専有部分についてはリフォームできます。
しかし、マンション全体の住人の便宜を考慮して、給排水管の工事ができなかったり、大きな音が出る工事をするときにはマンションの管理組合に届出をしなければならなかったりする場合があります。
マンションの管理規約のリフォームや修繕に関する項目を読んで、希望しているトイレリフォームができるかどうかを確認しましょう。
必要があれば管理組合に相談して申請や届出の手続きをします。
なお、賃貸マンションの場合にはトイレを自由にリフォームすることはできないのが原則です。
管理会社にトイレリフォームをしたいことを伝えて交渉しましょう。
トイレが壊れた場合には管理会社が修理や交換をしてくれる可能性もあるので、まずは問い合わせから始めることが大切です。
トイレ本体の選び方
マンションのトイレリフォームではトイレ本体を交換したいというケースが多いでしょう。
ここではトイレ本体の交換をする際の選び方のポイントを紹介します。
①排水方式
マンションでのトイレリフォームでは排水方式をまず確認しましょう。
トイレの排水方式にはトイレ本体から横に排水管が走っている壁排水と、トイレの直下に排水管がある床排水の二種類があります。
トイレ本体の種類によって一方の排水方法しか対応していないことがあるので注意が必要です。
近年では床排水のマンションが多くなっていますが、古いマンションでは壁排水を採用している場合があります。
床排水は排水管が見えないのでトイレのデザインが美しくなり、排水管のスペースも節約できるのがメリットです。
ただ、壁排水に比べると音が下の階に響きやすいというデメリットもあります。
給排水工事をすれば切り替えは可能ですが、マンションの管理規約で認められていない場合もあるので気を付けましょう。
②サイズ
トイレには様々なサイズがあります。
そのため、今のトイレの部屋の広さに合うものを選ぶことが大切です。
トイレを大きくすると部屋が相対的に狭くなって窮屈になるかもしれません。
分譲マンションではトイレの部屋の広さをギリギリまで小さくしていることが多いので、リフォームするときには同じサイズを目安にするといいでしょう。
③洗浄方式
トイレリフォームではトイレの洗浄方式も考慮して選びましょう。
洗い落とし式が最も単純な洗浄方式で、重力に従って水を上から下に落とすことで水を流します。
水溜まりが少ないので便器が汚れやすいですが、トイレ本体の単価が比較的安いメリットがあります。
マンションではサイホン式の洗浄方式がよく用いられています。
サイホンの原理を利用して水を吸引する形で流すのが特徴で、水溜まりを多くするので便器が汚れにくいのが特徴です。
ただ、水量が多くなるデメリットがあるため、水量を減らしたセミサイホン式も用いられています。
サイホン式にはさらに工夫を凝らしたサイホンゼット式やサイホンボルテックス式などもあります。
トルネード式は大型のトイレを利用したいときに高い洗浄力を発揮します。
トルネード水流を発生させることで、水を流す度に細部まできれいに洗浄できる仕組みになっているのが特徴です。
他にもメーカーによって独自の洗浄方式を取り入れているトイレがあります。
マンションでは水の消費量、汚れやすさ、音の大きさを加味して選びましょう。
④トイレ本体の種類
トイレの種類で最も安価なのは組み合わせトイレです。
便器、便座、タンクを組み合わせているのが特徴で、部分交換ができるメリットがあります。
本体価格は5万円~15万円が相場です。
一体型トイレは便器、便座、タンクを一体化させたトイレで、スタイリッシュなデザインになるのが魅力です。
接続部がないので掃除をしやすいメリットがありますが、組み合わせトイレよりも本体価格は高めで10万円~20万円が相場になっています。
タンクレストイレは給水管から直接水を流す仕組みで便器と便座だけで構成されています。
タンクのスペースがいらないのでコンパクトなのが魅力です。
ただ、本体価格は15万円~30万円でやや高く、給水管の工事が必要になることもあります。
マンションのトイレリフォームの費用相場
マンションでのトイレリフォームではトイレ交換の他にも床や壁紙などを交換する内装工事もできます。
依頼する工事の内容によって費用は異なりますが、基本的には作業費用とトイレ本体や壁紙などの購入費用、古いトイレなどの廃棄費用で構成されます。
トイレ交換の費用相場
トイレ交換のリフォームでは10万円~30万円程度が一般的な費用相場です。
費用に差があるのはトイレの種類が組み合わせトイレなのか、タンクレストイレなのか等で大きく変わるからです。
トイレの購入費用が大半を占めていて、2万円~5万円程度の作業費用や廃棄費用もかかります。
ただし、給排水の工事が必要になるとさらに費用が追加されます。
トイレ交換以外のリフォーム費用相場
床や壁紙の張り替えなどのトイレリフォームもトイレ交換と同時におこなう場合には1畳あたり4万円~10万円程度のリフォーム費用がかかります。
広いトイレの場合には費用がかさみますが、トイレ交換も含めて20万円~60万円が費用相場です。
埼玉県のトイレリフォームのことなら埼玉水道工事屋さんへ!
当社はマンションのトイレリフォームの施工実績も多数ございます。
「うちの場合はどんなトイレが合う?」
「工事をする場合は費用はいくら?」などご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。
お住まいの状況やお客さまのご希望内容、ご予算に合わせた最適なリフォームを提案いたします。
−N−