水道修理業者から見積もりを取ったら、すぐにサインをして作業を始めてもらいたい状況もあるでしょう。
しかし、まずは落ち着いて見積内容に相違がないか、信用できる業者であるか確認することでトラブルを避けることができます。
修理後に「実は高額請求だった」「原因が違って問題がすぐ再発した」とならないよう、依頼する前に慎重に判断することが大切です。
この記事では水道修理の見積もりで確認すべきポイントをわかりやすく解説します。
水道修理の内容の正しさ・詳しさ
水道修理業者から見積もりを取った時点でまず確認した方が良いのは作業内容です。
業者に相談した水道修理の内容になっているかを以下の観点から確認しましょう。
必要な作業内容になっているか
見積もりに記載されている作業内容が、依頼した通りになっているかを見てみましょう。
「キッチン水栓のカートリッジ交換」などといったわかりやすい書き方をしているのが理想的です。
「水栓修理」といった書き方になっていると、どの水栓に対してどのような修理作業をするのかがわかりません。
具体的に必要な作業が記載されていれば安心です。
内訳が明確になっているか
水道修理の作業内容と料金の内訳が明確にしてあることも重要です。
「キッチン水栓工事一式」といった書き方をしている場合もありますが、その下に内訳として「水栓カートリッジ交換一式」、「パッキン交換」、「シンク下配管交換」などと具体的に記載があれば問題ありません。
それぞれの作業について料金が記載されているとわかりやすいでしょう。
また、一式のプランで申し込んでいてセット割引がある場合には、割引金額を最後に小計から引いて計算しているのがわかりやすい見積もりです。
さらに細かく、カートリッジの費用、パッキンの費用、配管の部品費用、作業費などといった形で内訳が記載されていると信頼できます。
水道修理の見積もり料金
水道修理業者から見積もりを取ったときには料金が気になるでしょう。
高額請求による被害が後を絶ちませんので、よく確認すべきです。
見積もり料金について確認した方が良いのが以下のポイントです。
広告に記載されていた料金と同じか
広告を見て水道修理業者に連絡した場合には、広告に書かれていた料金と同じかどうかを確認しましょう。
「水漏れ修理○○円」といった広告を見て安いと思って連絡したら、見積もりを取ると数倍の金額になっていたというケースもあります。
もし、高かったなら広告を見せて金額が違うと伝えて説明を求め、金額交渉もしてみましょう。
事前に説明されたのと金額に違いがないか
水道修理の事前打ち合わせをしたときに業者から金額を口頭で提示された場合には、その金額と見積もりの金額に違いがないことを確認しましょう。
正確な見積もりをすると多少の金額差が生じることはあります。
大きくかけ離れていないかを確認するくらいで良いでしょう。
金額が大きく変わっているときには質問して説明を受け、納得してからサインすることが大切です。
追加料金についての記載があるか
見積もりに追加料金の記載があるかどうかを確認してトラブル対策をしましょう。
「見積もりの金額からもう追加料金が発生しないのが当たり前」と思っていると、業者から追加請求を受けてしまって後悔するかもしれません。
「別途、出張費を頂戴いたします」といった記載があることもあるので注意が必要です。
反対に、追加料金について一切記載がなかったからといって追加請求がないとは言い切れません。
サインをする前に追加料金が発生する可能性があるかどうかを説明してもらいましょう。
見積もりの料金で確認しておきたい項目
水道修理業者とのトラブルでは事後に料金が追加されて高額請求を受けている事例があります。
以下のような料金項目に該当する場合には個々に確認をすることが大切です。
出張費
見積もりに出張費が記載されているかを確認しましょう。
水道修理業者が現場まで来るのに交通費などの実費も含めて出張費がかかるのは確かです。
遠いほど高い金額になる、高速道路を使用すると高くなるといったこともあり得るので、記載がない場合には問い合わせて確認を取りましょう。
駐車場代
庭などに一時的に駐車できるのであれば駐車場代はかかりませんが、近くのコインパーキングを利用してもらう場合には駐車料金を請求されることがあります。
見積もりに駐車場代が記載されていない場合には、どちらの負担になるのかを確認しておきましょう。
処分費
水道修理の内容によっては廃材が出て処分する必要が生じます。
例えば、水栓を交換したときには古い水栓の処分をします。
水道修理業者では無料で引き取ってくれることもありますが、処分費を請求することもあるので確認が必要です。
作業が終わった後に「お客様が処分をお願いします。弊社による引き取りでは処分費が○○円かかります。」と言われることもあります。
事前に確認しておいた方がトラブルにならないでしょう。
時間外料金
土日祝日や夜間の水道修理では時間外料金による割増料金がかかる場合があります。
平日の昼間以外に水道修理を依頼するときにはチェックが必要です。
一律で時間外料金がかからない業者もありますが、時間外料金が見積もりに含まれていない場合には念のため割増料金の有無を確認しましょう。
休日料金と夜間料金では割り増しの比率が異なる場合もあります。
見積書の中で計算した結果がわかるように記述してもらうとトラブルになりません。
キャンセル費用
キャンセル費用は水道修理の見積もりに来てもらったその日ではなく、別の日に作業を依頼するときに重要なチェックポイントです。
水栓の不具合があったけれど数日使っていたら改善したからキャンセルしたい、都合が悪くなってしまったからスケジュールを変更したいという場合があります。
キャンセル費用については「お客様都合のキャンセルの際には○○円を頂戴いたします」といった内容が見積もりに記載されていることもあります。
実際には明記されていないことが多いですが、業者に相談すればキャンセル費用を記載してもらうことは可能です。
トラブル対策として明記しておいてもらいましょう。
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水道修理は頻繁に行うものではありませんので、ご不安なことも多いと思います。
心配なことがあれば、どんどん業者に質問しましょう。
当社では、できるだけお客様の不安をクリアできるよう、見積り書を詳しく記載するよう努めています。
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